オートルートに挑戦

はじめに

65歳となりやるなら今しかないと思い立った。オートルートへのアプローチは日本のツアー会社の公募に参加がてっとり早い、但し、春スキーで2本位企画されている。時を選べないのが特徴だ。日本人主導で進む?
そのほかにフランス登山ガイド組合が企画しているツアーの参加が可能である。多国籍の集まりで、フランス語圏の参加者が多いのが特徴だ(後から知った) 航空チケットを購入時、相談したらオートルート参加をセットしてくれた。シャモニーの2泊とジュネーブからのジャモニーへの移動手段をセットしてくれた。
現地シャモニーではアルプスプラニングジャポンが窓口で動いてくれていた。
参加に当たり、スキー技術のアンケートに答える事によりふるいにかけられる。どんな雪でも滑れて、キックタ〜ンでどんな斜面も登れる(シールで)3級程度の技が必要らしい。どんな斜面でもビビらない事らしい、最近の山スキーで何処へ行きましたか?‐---−−−

持参装備リストが送られてくる、スキー、シール、ストック、ビーコン、ゾンデ棒、ヘットランプ、アイゼン、安全ベルト、スキーアイゼン、工具1式(プライヤー付きナイフセット)カラビナ3枚、スコップ、水筒 持参せずともガイド組合から借りる事が出来る装備があり(スコップと工具、ゼルバン)を借りた。
行動食はビスケットやナッツ類が配られた、ハムやドライソーセージが全体で1日1回程度休憩時みんなで食べた。
軽量化がスキーの楽しさを左右するので不要装備は処分するか、日本に送り返す事。ユーロからスイスフランでコインは不要となる。=山小屋では通用するがスナックやビール、ワインは割り勘で10フラン?夕食時
自分は中央郵便局でGPSは送り返した。(ヒマラヤ登山での発送品未だ到着せずはない)
町では衣類もコインランドリーで洗濯し、汗に吸った衣類は持たなくていい。
山で使用しないものは携行しない事
電子辞書とスキーの宅配カバー、アルプスガイドブックが不要だった。反省!!
スキーの出来る恰好で日本出発がいい。帰路スニーカーを土産に買って履いてきた。

以下詳細

2013年3月20日から4月4日 16日間
 
ヨーロッパ、フランス シャモニー〜スイス、ツェルマットまで 山岳縦走スキー

通称 HAUTE ROUTE 高い道のフランス語 に行って来ました。
    
    郡山駅より直行バスで成田へ、アプローチの方法はいろいろあるがこれが一番便利で安価。
    成田より1日でシャモニ-入ります(ジュネーブからの公共交通機関は終わり)
    現地エージェントに車で迎えに来てもらいました。神田泰夫さんでした。
    暗い道を1時間半? リッチモンドホテル投宿 B&Bにて


    シャモニーの谷を俯瞰する

1日目 シャモニーからレズーシュまでホテル発行のフリーパスにて市バス移動
     森林スキーやモンブランの景色を楽しみスキーで身体をほぐす


背景はあの有名なモンブランを 3月21日

2日目 3月22日予定のツアースキーは満杯で参加出来ず。
     ガイドを手配していただき、ゴンドラ2本乗り継ぎ、針峰群のエギュードミディからのバレーブランシュへ
     氷河スキーを楽しみシャモニーまで山腹林道をスキーで滑りこむ。
     

エギュードミディ-より氷河スキー途中 終了後ガイド、フランソワ氏と乾杯

 
シャモニーで世話になった神田泰夫さんと スネルスポーツにて


ガイド組合前 集合のデンマークより参加のぺー・リン氏




3日目 宿を引き払いシャモニーのガイド組合事務所前、軽量化、全装備着装の上、
     正午集合し 1週間の山旅がスタートしたのでした。
     荒天遅延なく高所スキーを楽しむ事が出来ました。
     シャモニーには戻ってきませんので全装備身に着けての行軍です


4日目  アルシャンティエール小屋 シェルパ2名が従業員として働いていました。




5日目 シャンペ村のドミトリ-的ホテル、温シャワーがある。台湾の青年がボーイをしていた



オートルート途中の同行者



6日目 プラフルーリ小屋




7日目 ディス小屋

山小屋はビールで始まりワイン、ディナー〜

娘3人持ち仏人ステファン カナダの巨人ジョシリィン   

8日目 ヴィニエット小屋 グレーチングのヘリポートを持つ山小屋

こんな場面も 下降中の自分


ベネスエラから参加のカルロス
サッポロ・ニセコなど来日経験もあるヘリコプターのセールスが仕事だとか!!


9日目 シャンビール小屋 急階段の山小屋
スキーは崖下にデポし、梯子を登って小屋に入った。
デンマーク人 ニルス

マッターホルンも反対からみるとこんな姿?


10日目 3月29日マッターホルン北麓を廻り込みスイスツェルマット谷に滑り込む。
      ツェルマット到着後、記念撮影し、町をスキーを持って凱旋行進?
      各自のメールアドレスを交換し 



   3月29日 ツェルマットで完走記念写真

     駅前ピザハウスにて解散パーティ   
     ビールワイン ピザ1枚各自完食がこの人たちの常識らしい 
     65歳では真似できねえ〜   皆シャモニーに帰って行った。
     解散後町のホテルCIMAへ飛込み交渉 B&B 80スイスフラン/日
   
     着ている物、全てを洗濯に出す。6f羽毛ズボンで町を散策。夕刻仕上がる。
     残留の縦走仲間と
     夕刻 本場 ミートフォンデューをレストランで頂く。美味、多謝。 


11日目 身軽になって登山電車でゴルナーグラートへスキー場から雪、ガスの中 滑って帰ってくる。町をぶらつく、高い!!! 


マッターホルンスキー場よりツェルマット村を俯瞰する

夕刻 村からマッターホルンを仰ぎ見たまた違う顔だった。


12日目 フリーパスにてスイス、イタリー国境へ 滑りまくる。
      

最終日正午 3月31日マッターホルンが雲の中より顔を出した。
      記念に写真に収まる、ガッツポーズ


13日目 冬時間が終わり国中の時計が1時間早まっていたのを気がつかず4月1日、
      電車で移動
      エアーポートでは目前で乗るべき飛行機が動き出したていた。
      
      スイス航空のカウンターの前に残った自分。チケット購入。
      ホテルを決める、ibis hotel で荷を解いて、町を歩きまわる。
      遊覧観光バスに乗らずとも観光は出来る。
      市内バスは路線ナンバーと地図があればどこでも行ける事がわかった 

14日目 ホテルでは宿泊期間の交通機関フリーパスをくれる。
      観光地チェックのため、まずtourist information center へ、計画 創案 実践
   おまけのジュネーブで国連本部や旧市内、ローヌ河畔をトレックして田舎農家
   道を散策し電車で戻る。最終15:00レマン湖のクルーズに間に合った。


   65歳の夢のオートルートでした。
身体の動けるうちにと苦行僧の気持ちで参加致しました。
ただひたすら前への日々。
如何に転ばないで、遅れないでついていくか?
軽量化が課題でした。
 フランスガイド2名と各国より12名の参加者でした。

同行の外国の仲間達よりメールが届いている昨今です。


3月31日 マッターホルンが最後に顔を出した


今回の一人旅でお世話になった方々
チケット手配のウエックトレックの稲村道子さん。
シャモニーで夕食招待してくれた神田泰夫さん、スネルスポーツ勤務。
アルプスプランニングジャポン経営の神田美智子さん
フランスでフキノトウのてんぷらを食うとは?
行者ニンニクがアルプスにあるとの事。これの醤油漬けをここで喰うとは驚き!!
多謝。

クアラルンプールから参加の塚越晶子さん最終日 夕食有難うございました。
エギュードミディで世話になったガイド フランソワさん
オートルートのフランス人ガイド レミ&ピエール
参加の各国からの仲間達 多謝 メルシー、ダンケ、 thank you さよなら